吹奏楽・管打楽器のウェブメディアWind Band Pressの裏話

吹奏楽・管打楽器のウェブメディアWind Band Pressの編集長、梅本がたまに裏話なんかを書くブログ。

なぜ?を繰り返して本質に迫る

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こんにちは!Wind Band Press梅本です。

 

今日は前に考えていた企画が

「果たして問題解決に有効なのか」

ということをムムムッと考えておりました。

 

(ただの客寄せ企画にしてもいいんだけど面白くないでしょう)

 

その過程で、

最近(というか近年)、CDが売れない

って言われることが多いけど

 

そもそもなぜCDが売れない(と言われている)のか?

 

っていう疑問を改めて考えることになりました。

 

なんでや・・・なんでや・・・

 

ではなく、

 

なぜ売れないのか?

無料のコンテンツで充分だから?

なぜ無料のコンテンツで充分なのか?

 

という感じで、「なぜ」に対する仮の回答に対してさらに「なぜ」を重ねていきます。

 

知りたいのは問題の本質であり、

最終的には「じゃあこうしてみたらどうだろうか?」

という企画にたどり着きたいわけです。

 

ただこれには落とし穴があって、

「知ってるつもり」で回答を重ねていくとどんどんコアから離れて行ってしまって、

見当違いの結論に至ってしまうことがあります。

 

なので結果的に僕一人の知識や経験の中だけで完結しない問題だなあと判断して、

お付き合いのあるメーカー・出版社さんに事前アンケート調査のお願いをお送りしました。

 

まあ、すべてがご返答いただけるとは思っていませんが、

少しでも実際に作ってる側の視点を知りたいという感じです。

 

もしかしたら元になった企画は中止になるかもしれないし、

全く別の企画が出るかもしれないし、

あまりに根深くてWind Band Pressでは何も展開できないかもしれないですが、

 

一人で解決しなければ尋ねてみることです。

「なぜだと思いますか?」

「今の答えに至ったのはなぜですか?」

「今の答えの答えに至ったのはなぜですか?」

 

なぜ?を繰り返してどんどん掘り下げる。

 

それがひらめきにつながるわけです。

 

「じゃあ、こうしたらどうなるだろうか」

 

そして実行する。

 

結果が失敗であれば?別に誰にも何も言われない。

ただ失敗しただけですし失敗しないとわからないこともありますからそれでいいです。

 

成功すれば?それが「イノベーションを起こした」ということなんでしょう。

 

イノベーションを起こす、というのは昨今人気のキーワードです。

 

だけれども、「なぜ」を掘り下げてひらめきが降りてくる時間(仕事から離れたほうがいいらしいです、散歩中とか)を作ることが出来ない人には、

イノベーションは起こせないでしょう。

 

多分こういった物事の出発点は「不満」にあると思います。

「なんでこんなことをしなくっちゃあいけないんだ?」

「なんでこんな目にあわなきゃあいけないんだ?」

 

だからCDの件についても、もしかしたら思いもつかない(もしくは思っているけど意識していない)ような不満が本質にあるんじゃないかと予測されるわけで、

Wind Band Pressはそれを解決するための枝葉を提供することは出来るかもしれないけれど、

幹にはならないだろうな、というなんとなくそんな気がするのですが、

枝葉も必要ですからね。

 

「ほう、なるほど!」と思うような回答に出会えることを祈りつつ。