吹奏楽・管打楽器のウェブメディアWind Band Pressの裏話

吹奏楽・管打楽器のウェブメディアWind Band Pressの編集長、梅本がたまに裏話なんかを書くブログ。

ホール主催のクラシック・イベントよ増えろ!

 

 


こんにちは!

Wind Band Press編集長の梅本です。

 

その日の記事から得られた気づきのようなものを書いていこうかなと思い先週からまた趣向を変えているこのブログ。

今日の記事のうち特に気になるのはこちら。

 未就学児入場OK!イベント山盛り!アクロス・クラシックふぇすた 2018(2018/10/6~2018/10/7:アクロス福岡)

毎年恒例、アクロス福岡の「アクロス・クラシックふぇすた」です。

アクロスさんはWind Band Pressを始めた頃から情報提供を頂いていて、このイベントをご紹介するのも3回目になりますかね。(多分ね)

こうして続いているということは、ホールにとっても効果のあるイベントなんでしょう。

未就学児入場OKとか、入場無料とか、ブラスジャンボリーみたいな参加型とか、そういう「足を運びやすい」イベントが多いのが特徴的です。

何よりほとんどのイベントが入場無料だったり事前申し込み不要だったりするのが素敵。

ゴリゴリの愛好家(実際に演奏している人とか)からゴリゴリの初心者まで、幅広く対応したそれぞれのイベントがあり、イベントごとのターゲット層の設定もしっかりしている印象です。

「老若男女問わず多くのお客様に来て欲しい」といって結果的に誰もターゲットにならないようなイベントを打ってしまいがちな主催者やバンドの方はご参考にされると良いかと思います。

それはさておきこうやって続く、成功しているというのであれば、他の全国のホール施設でも同じようなクラシックイベントが広がればいいなあと思います。

アクロス福岡は大きい施設なので色々できるってのもあると思いますが、小さい施設でも近隣のホールと連携して共催しても良いでしょうし、大事なのは担当者のやる気ってところにはなるんでしょうけど、ぜひ「クラシックファン」増やして欲しいですね。結果的にそれがホールを潤すことにもなりますからね。だからこそアクロスさんは継続されているんでしょうし。

ただアクロスさんのイベントもそうですが多くの企業の協力がないとなかなか開催が難しいところもありますので、サクッとクオリティの高いものが用意できるわけではないとおもいますが、協力が得られないなら得られないでやりようはあるでしょう。プロは呼べないけど市民オケとか吹奏楽部とかを呼ぶとかですね。ノーギャラでってわけにはいかないかもしれないし、自治体とか教育委員会とか絡めたら費用をかけずに呼べるかもしれないし。

特に初心者にクラシックを楽しんでもらおうとするときにクラシック的でないプログラムを用意してしまいがちですがそれだとクラシックファンにはならないと思うので、ポップスアレンジなんかはあっても良いと思いますが、例えば「モーツァルトを聴きながら寝ようコンサート」とかね、プログラムはガチなんだけどコンセプトがゆるい、みたいなのも合っていいのかなとか思います。どうせ寝ますしね。最初から「特製モーツァルト枕」とか用意してあげてしかもそれを持ち帰ることができたりすればモーツァルトの音楽が楽しい思い出として残るんじゃないですか。それ(「クラシック」と「楽しいという感情」が結び付くこと)が何より大事だと思いますね。

イベントとしての楽しさと、クラシック音楽そのものの楽しさ、うまく組み合わせられれば面白いんじゃないかなと思います。

イベントカテゴリーから過去の色々な企画を参考にしてみるのも良いかもしれませんね。

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