吹奏楽・管打楽器のウェブメディアWind Band Pressの裏話

吹奏楽・管打楽器のウェブメディアWind Band Pressの編集長、梅本がたまに裏話なんかを書くブログ。

99%の情報は届かない時代の宣伝の仕方

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こんにちは!

Wind Band Press編集長の梅本です。


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今日は特に記事もないのでブログ書きます。

題して「99%の情報は届かない時代の宣伝の仕方」

ですが別にノウハウではないといういつもの感じなので鼻ほじりながら読んで下さい。


いま情報爆発が起きているなんて言われている時代で、ただ発信しただけでは99%の情報は届かない時代、なんて言われたりもします。

音楽業界にいるとあんまりピンと来ないかもしれませんが、自分が発信した情報(このブログ記事もそうです)は、情報爆発を起こしているインターネット世界では砂浜から1粒の砂を見つけるくらいに、見つけてもらうのが難しいらしいです。

昔は(ちょっと前まで)は「1:n」という考え方が通用していました。

ブログなどで発信をして(1)、それが不特定多数(n)に届く、という考え方ですね。

ですがこの考え方はもう古くて、「n : n」の時代に移ったと言われています。

ご自分の発信(1)から放射状にダイレクトにnに向かうのではなく(太陽マークみたいなイメージ)、ご自分の発信(1)は真ん中にあるんだけどnにはダイレクトにはつながっていなくて、1の周りに無数の「n」があり、そこからさらに他の「n」に届くという仕組み。例えばブログで書いた内容に誰かがツイートで言及して、そこからブログの情報が波及していく、これが色々なところで起きるという考え方です。太陽系のようなイメージ。

これにうまく乗るためには、UGC(ユーザーが生成したコンテンツ)を生み出すような企画を考えないといけないです。このUGCが、n:nモデルで1の周りにある無数のnにあたります。拡散者と言ってもいいでしょう。

ブログのURLを引用して「このブログで言ってる○○って重要だよね」という引用ツイートも立派なUGCです。このツイートを見た人にどんどん情報が広がっていく。

逆にUGCを生まないと砂浜の1粒の砂のままなのですよね。見つけてもらうのは非常に困難です。

このあたりは僕にとっても重要な課題で、Wind Band Pressにしても記事の見出し、内容など変えていかないといけないし、なかなか悩ましいところではありますね。

企画としては参加型でもそうじゃなくてもなんでもいいんですが話題にしやすいことは重要ですよね。

「この演奏会行ってみようかな」「この配信見ようかな」そんな引用ツイートが生まれるようになったらいいですし、実際に参加されたらまた「良かった~!」なんていう新しいUGCが生まれますよね。このサイクルを回していきたい。

今って昔と違って媒体に任せっきりの時代じゃなくて、自分から発信していく時代なんですが、自分の発信そのものは砂粒なので、媒体との付き合い方を見直せばいいのかなと考えています。

どこがタッチポイントになるかわからないし、何をきっかけにUGCが生まれるかわからない。だからそのために媒体を使う。そんな感じです。

自分でTwitterで宣伝するだけでは伝わらない情報が、Wind Band Pressで記事になると伝わるようになることもあるでしょう。

つまりどういうことかというと、Wind Band Pressに情報提供すると良い。ということです。(結局それなのよ)

 

その演奏会、実はとても重要な情報が隠れていませんか?Wind Band Pressではプロアマ問わず情報提供を受け付けています! - 吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト Wind Band Press

 

 

ライブ配信情報提供フォームページ - 吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト Wind Band Press

 

その際に(これは前から言っていますが)「何がウリなのか」「誰に向けたものなのか」はハッキリしていると良いです。

単に「情報」だけを羅列しただけでは、Wind Band Pressでもそれをそのまま載せて終わりということになりますので、選曲や配信内容がよほど魅力的じゃないとUGC生まれないですね。見てはくれると思うんですけど、それをツイートしたりFacebookでシェアして一言書いたり、とかいうほどの熱量が生まれない。

なのでWind Band Pressじゃなくても媒体に情報を出すときに、その情報を見たときにUGCが生まれる内容かどうか、というのをこれからの時代は意識したほうがいいなと思います。企画として話題にのぼるようなレベルにあるのかどうかっていう。自分の想いとはあまり関係ないです。どれだけ自分が入れ込んでいて「これ最高」と思っていても、周りがそう思わなかったら話題にしない。仕掛けを用意しておくことです。

例えばWind Band Pressではたまに読者プレゼントをやりますが、これは当選数が少ないのでUGCが生まれやすいです。「チケットあたった」だったら演奏会の存在を広めることになりますし、「本があたった」だったら本の宣伝になります。先日の福原泰明さんの題字プレゼントなんかは商品そのもののインパクトがあって、当選された方が早速飾って写真をツイートしてくれていたんですが、これもUGCですよね。

なので情報そのものだけでなく「ツイートしたくなる仕掛け」もセットしておくこと。(日本ではTwitterが一番拡散力あるのでツイートと書きましたけど、どのSNSが適しているかは商品や情報によります。インスタグラムに力を入れたほうが良い場合もあるし。)

UGCについては編集長コラムでも書いているので参考に。

【編集長コラム】SNSでモノを買う時代に僕らはどうやって「演奏会」を売ればいいのか? - 吹奏楽・管打楽器に関するニュース・情報サイト Wind Band Press

 

今日はこのへんで。