吹奏楽情報サイトWind Band Pressの裏話

吹奏楽・管打楽器の情報サイトWind Band Pressの編集長、梅本がたまに裏話なんかを書くブログ。

インタビューやコラムは「無料で当たり前」じゃないという話

 


こんにちは!Wind Band Press編集長/ONSAの梅本です。


今週は下記の記事を出しました。最近にしては結構多いです。

「和声学を学ぶために必要な「予備知識」とは?」プロの指揮者・岡田友弘氏から悩める学生指揮者へ送る「スーパー学指揮への道」第14回 - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press

 

何これカッコ良すぎる!Superb Hop Band【極東Pop Culture×JAZZ&ROCK】配信ライブ(2020/11/24) - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press

 

演奏はさすがの一言!ニコラ・バルデイルー(クラリネット)「対話(ダイアローグ)」CDレビュー - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press

 

特にシュワルツの「エア・レース」がカッコイイ!「ゴールデン・ピーク:吹奏楽ベストセレクション」CDレビュー - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press

 

コロナ禍を私たちはどう生きたか~未来に残すそれぞれの記憶~:會田瑞樹さん(打楽器奏者、作編曲家)へのインタビュー - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press

 

コロナ禍を私たちはどう生きたか~未来に残すそれぞれの記憶~:マンチン・ドナルド・ユーさん(余文正:Man-Ching Donald Yu)(作曲家)へのインタビュー - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press

 

特筆すべき音楽へのアプローチ!ゲイリー・カーティン (ユーフォニアム)「エイラ・タイム(アイルランドの時)」CDレビュー - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press

 

コロナ禍を私たちはどう生きたか~未来に残すそれぞれの記憶~:ピート・スウェルツさん(Piet Swerts)(作曲家)へのインタビュー - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press

 

コロナ禍を私たちはどう生きたか~未来に残すそれぞれの記憶~:スーユー・ホァンさん(黄思瑜:Ssu-Yu Huang)(作曲家)へのインタビュー - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press

 

今、注目のトランペットプレイヤーによる最高級なアンサンブル、始動!ザ・シルキー・ファイブ コンサートツアー 2021 - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press

 


「コロナ禍を私たちはどう生きたか~未来に残すそれぞれの記憶~」の記事がダダダッと出ましたね。

これは、募集しても集まらないのでこちらから声をかけていくようにしていて、まずWind Band Pressと同じONSAの楽譜出版事業であるGolden Hearts Publicationsでお世話になっている作家さんたちに連絡して、お返事を頂いている分を出したものです。

アイキャッチもなるべく本人に関係のある、出来れば最近の写真をお願いしているので、回答はもらっているけど写真待ちの原稿もあります。(写真がなかなか来なければ先に出しちゃおうかなとも思いますが)

これは全部、無償で書いていただいています。皆さん主旨に賛同していただいて、「役に立つのであれば」と原稿を送ってきてくれています。

他のインタビューやコラム、エッセイも同じです。

Wind Band Pressは開設以来ずっと赤字事業で、あまりにも広告が入らないので、収支を健全化するために広告を全廃しました。

広告収益を目的としたサイトだと、音楽動画を埋め込むためにJASRACさんと契約が必要で、広告収益があろうがなかろうが毎月5,500円を払っていました。4年位払っていたので累計で25万円くらい払ってた感じになります。その間の広告収益はおそらく10万もなかったわけで、これはもう広告全廃しないとダメだと。
(動画は使いたかった)

もともとお金がなかったので、コラムとエッセイについては原稿料が払えていません。その代わりに著作権はすべて彼らに帰属するようにしていて、Wind Band Pressから原稿を消すのも、書籍化するのも、何をするのも自由です。

いまのところ「記事を消してくれ」というお話はないので皆様の暖かさに支えられております。

インタビューも、大手かどうかを問わず「メディア」というところの人間は「取材は無料で受けてもらって当然」という意識が強い綾瀬はるかさんへの取材が有料になったときに各メディアが猛反発した事件を知っていますでしょうか)。

でも、取材を受けている時間というのがあるわけなので、「無料で当然」ということではないんですよね。取材を受けるメリットのほうが多いかなとか、そのメディアに悪い印象がないからとか、そういうことでWind Band Pressについても皆さん善意で取材を受けていただいていると僕は解釈しています。お金もらいたいと思うんですよね本当は。(残念ながらそうなるとうちは借金するほどお金が不足しているので取材できなくなるんですが)

当然、それらの記事も、Wind Band Pressは特にお金をもっていない学生さんに読んで欲しいので全部無料にしています。過去に有料化しようかとも思ったのですが、システム的にうまくいかなくて、どうしようかなあと考えているうちに「でも学生さんが決済できなくて読めなかったら、この事業やってる意味ないな」と思って、有料化の企画そのものを中止しました。

紙の雑誌であれば皆さん買って読んでいるでしょうから、本来有料でも良いんですけどね。でもウェブメディアで有料のところって、僕ですら読まないので、やっぱり何か雑誌とウェブは違うんだろうなあという感じです。

ただ、無料で読めるけど、その記事が出るまでに関わった人の時間を考えると、やっぱり無料じゃないんですよ。「提供者側が負担している」んですよね。お金が入ったかもしれないその時間を。

なので、これはちょっとしたお願いなのですが、例えばインタビューを読んでその人のことが気に入ったら、演奏家であればCDを買ってあげたりコンサートに行ってみたり配信ライブのチケットを買ったり、または演奏のをお仕事を依頼して欲しいですし、作曲家であれば楽譜を買ったり、委嘱をしたりして欲しいと思うんです。コラムやエッセイも同じですね。気に入ったらぜひ彼らにお仕事を依頼してほしいと思います。

Wind Band PressはWBP Plus!Golden Hearts Publicationsのストアにリンクしているので、そこで何か買ってもらえれば、それがWind Band Pressのサーバー代になったりするわけなので、そういった形でご支援頂ければとても嬉しいです。

何年も行っていない飲食店が潰れて、「えー!なんで潰れたの?あそこ美味しかったのに!」と思うことってあると思うんですけれど、潰れた理由はシンプルで「自分が何年もいかず、何年も一銭も落とさなかったから」なんですよね。一人のせいではないのですが、それが100人、1000人と積み重なっていけば潰れます。

無料コンテンツを消費するということは、それと同じリスクがあるということなんですよね。コンテンツ提供者側が広告で儲かっている場合を除いて。(この業界は広告を出す体力のある企業もそうそうないのでちょっと難しいです、Googleの広告はアドブロッカーで非表示にされちゃうし)

他の例でいうと、ソシャゲを無課金で遊べるのは、他の誰かが課金しているからです。

イメージ湧きますでしょうか。

取材を受けるのもコラムを書くのもWind Band Pressの運営もその他のすべての記事も「無料」ではなくて「誰かがその分のなにかを負担しているんだぜ」というお話でした。

なんとなく「無料」の正体を知っておいてほしいな、という感じで今日は書いてみました。

ひとまず、インタビューにご協力頂いている皆様、コラムやエッセイを書いて頂いてる皆様、そしてそれを楽しんで頂いている読者の皆様に、改めて感謝申し上げます。

お金の問題もクリア出来るように他の事業で頑張って稼ぎます!

引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます!