吹奏楽情報サイトWind Band Pressの裏話

吹奏楽・管打楽器の情報サイトWind Band Pressの編集長、梅本がたまに裏話なんかを書くブログ。

バーンアウト(燃え尽き症候群)と伸び悩んだときのリフレッシュ

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こんにちは!

Wind Band Press編集長/ONSAの梅本です。


今週から「バーンアウト燃え尽き症候群)」についてのコラムとインタビューがスタートしました。

燃え尽き症候群、と聞くと、あしたのジョーみたいな真っ白けで「やりきったぜ・・・」みたいなイメージがありますが、実際には「不完全燃焼」によるメンタルヘルスの低下、というようなことが現在問題になっていることのようです。

これについて、自分も5月にそうなっていたこともあって、言語化は出来ないけどなんとなくモヤモヤと「今は多くの人がこんな感じなのかなあ」などと考えていました。

日曜日に、たまたま、妻が「ハーバード・ビジネス・レビュー」という雑誌を読んでいるのを見て、「なにそれ」と気になって読ませてもらうことにしました。その号のテーマが「バーンアウト」で、「なるほど!なるほど!」と思いながら一気に読みました。

読者層がビジネスパーソンなので会社とか組織の話が多かったのですが、「これは僕みたいに心が死にかけてる人に届けたい」と思い、急いで企画や原稿のメモをスマホGmailからWind Band Pressのアドレスに宛てて送りました。(パソコンは基本的に土日は閉じているのでだいたいスマホから自分にメールを送ります。月曜日には土日の僕からのメールがたくさん届いています)

そして月曜日に数名の方に依頼のメールをお送りしつつ、自分でも原稿を書いたのが下記です。

【編集長が最近思うこと】バーンアウト(燃え尽き症候群)にならないために・立ち直るために - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press

 


その後、すぐに會田さんからご返信があり、記事を公開。

「僕たちは音楽の僕(しもべ)です」~バーンアウト(燃え尽き症候群)にどう対処するか~:會田瑞樹さん(打楽器奏者)へのインタビュー - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press

 


その後、今度は有吉さんからご返信があり、記事を公開。

「自分の人生で大事にしたいことは何なのか」~バーンアウト(燃え尽き症候群)にどう対処するか~:有吉尚子さん(クラリネット奏者)へのインタビュー - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press

 

これが6/16までの流れです。

日曜日に「これは今すぐなんとかしたい」と思い立ってから2日で3本の記事が出来たのでとても良かったのですが、反響もいつもよりも多く、「ああ、これは今やっておいてよかった企画だったな」と思ったりしています。

詳しくは上記の記事を読んでいただきたいのですが、最後の「もしバーンアウトしてしまった場合に、その状態から立ち直るために、どのようなことが効果的だと考えますか?」という質問に対して、會田さんは「死ぬこと以外はかすり傷」(そういう編集者がいましたね)、「音楽も、人生も、あなた自身のもの」、そして有吉さんは「まずは休むことを大切にして、焦らずに変わっていく時代についていく方法を探す」と答えていただいています。

答えは人それぞれなのがインタビューの面白いところですが、それだけ多くの知見を得られるので、答えは違っていいのです。いずれにしても、お二方とも優しさがにじみ出ていますね。


バーンアウトによるメンタルヘルスの低下以外にも、この時期から始まるメンタルヘルス低下要因のひとつに、今年は練習があるバンドの場合に限りますが、コンクールやサマコンなどの練習における伸び悩みがあると思います。

練習できる環境にあるだけ恵まれているとも言える世情ですが、そうはいってもどんな状況でも人それぞれ置かれた状況の中で悩みはあります。「練習できてるんだから文句言うなよ!」とは僕はとても言えません。

ということで(今日長いな)、このブログの後半は「伸び悩んだときのリフレッシュ」についてお話します。

リフレッシュの方法は人それぞれ色々あると思うのですが、対症療法にも限界がありますから、できればストレスの元を根治したいところです。

そもそも「なぜ伸び悩むのか?」ということについて考えてみたいと思いますが、伸び悩む、ということは、理想に対して現実が追いついていないことを自覚している状態じゃないかなと思います。

理想と現実の間のギャップがモヤがかかったように曖昧になっていると、伸び悩みストレスの火種がチロチロと萌え続けることになります。

理想と現実の間にあるモヤの正体は「課題」です。理想に近づくために解決していくべき課題ですね。これが整理出来ていないから、解決法も見つからない。ですので、まずは整理する時間を取ってみる、課題だと思われることを書き出してみることがオススメです。

ロングトーンで出るきれいな音が合奏になると出なくなる、なかなかうまく演奏できない箇所がある、タンギングが汚い、などなんでも良いんですけど、自分の中で自分が「理想に対して出来ていないこと」を書き出してみましょう。

その後は、がむしゃらに練習する前に、解決に必要な材料を揃えることが重要かなと思います。

例えばプロ奏者の演奏を聴く、レッスンを受ける、オンラインレッスンを聴講する、教則DVDを買う、簡単なソロ曲を練習してみる、基礎練習のルーチンの目的を変えてみる、アンブシュアを変えてみる、合奏を見学させてもらう、一緒に練習したことない人と一緒に練習してみる、などなど・・・課題や状況によって変わりますが、パッと思いついただけでもこのぐらいの材料があります。

おそらく、こういった材料を用意せずに「気合と根性でなんとか」「Twitterでフォロワーが多い人の意見を参考に」とかやっていると、少しは良くなるかもしれませんが、課題の根治には至らず、たぶんストレスが溜まるばかりで、バーンアウトが起きる可能性もあります。

課題を整理して、それに対して有用であろう解決のための材料を揃えて、焦らず着実に毎日課題を少しずつ克服していくのが、「急がば回れ」的な意味でベターなのかなと思います(とはいえこの時期の練習は焦りますけどね)

焦燥感があまりにも強い場合には、少し頭を自分の課題から離して気分転換をするのも良いと思います。

とはいえなかなか友達と出かけてウェイするわけにもいかないので、一人の時間をどう過ごすか、というところですね。

Wind Band Pressにはいろいろな記事があるのですが、インタビュー、コラム、エッセイは様々な人の知見を得られるだけでなく、読むことに集中することでその時間は自分の問題について考えなくて済むという利点もあります。

自分と関係なさそうな記事をあえて選んでなんとなく読んでみる、というのも良いかも知れませんね。特に今村耀さんのエッセイや、福原泰明さんのコラムなんかは、少し音楽と離れたところのお話が多いので、リラックスするのにちょうどよいかなと思います。

インタビュー、コラム、エッセイのコーナーはこちらです。

コラム・レポート - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press

 


もちろんWind Band Pressを含めて、練習時間以外は吹奏楽関連のものを完全にシャットアウトするというのも良いと思います。

映画やドラマを見たり小説を読んだり、パズルをやってみたり、部屋の掃除をしてみたり、なんでも良いと思います。頭の中に「悩み」「課題」が残ったままだと、その分、脳のリソースを使うので、意図的にそれを考えない時間を作る、ということです。

「課題を整理して根治にあてる時間」と「それ以外の時間」を切り分けられるように試してみてください。