こんにちは!
Wind Band Pressの梅本です。
先週のメルマガで「SNSでファンが増える?減る?」というのを書いたのですが、メルマガだけだともったいないかなーと思い、ブログでも多少編集してバックナンバーにしておこうと思います。
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先週は「人が集まる演奏会情報投稿のコツ」というメルマガをお送りしましたが、今日も最近思うことシリーズで・・・
「SNSでファンが増える?減る?」
というテーマで少し書いてみたいと思います。
「SNSでモノを売る時代だよ」ということで、以前にこんな記事を書きました。
https://windbandpress.net/14298
このコラムではSNSのプラス面にスポットを当てて書いていますが、実際に特にTwitterなんかを見ると、ポジティブな投稿もあればネガティブな投稿もあります。
「どんな投稿をしたらファンが増えるよ」
というようなハウツーはないのですが、
逆に「これはファンが減るんじゃないかな」というような投稿はあります。
SNSでファンが増える人やバンドもあれば、逆にSNSを使うことでファンが減る人やバンドもあるということです。
例えば指揮者やバンド指導者が、演奏会を反省したりするのは別に良いと思います。
ただそのときに誰かを批判したりバンドへの文句を言うような内容だと、受け手の印象は変わりますよね。
バンドの1団員だとしても、バンドへの文句、指揮者への文句が出ると、「このバンドうまく行ってなさそうでちょっと嫌だなあ」と思われる可能性があります。
(バンド名がバレてればの話ですが)
あといわゆる「中の人」文化。
うまくやればファンが増えますが、業界内の「中の人」同士の馴れ合いのためのアカウント運用になると、周りはサッと引いていってしまう場合もあります。
「中の人」として人格を出して運用する場合、「面白い」「親しみがわく」というのが前提ですので、「中の人」なら何を投稿してもプラスになる、というわけではありません。
内部事情をさらけ出せばいいというわけでもありませんし、「中の人」の生活を見たいわけではないかもしれません。
あくまでもバンドや企業などの「看板」を背負っている、ということを忘れてはいけないでしょうね。
「こういうのは失敗する」「これは間違い」など不安を煽るような言い切り型のツイートが多い人はフォロワーも増えやすい傾向がありますが、フォロワーは必ずしも味方ではありません。
フォロワー数を指標にしているとこのあたり勘違いしやすいのですが、足元をすくう機会を待っているフォロワーだっているでしょう。
ポジティブなことばかりを投稿するのはなかなか難しいかもしれませんが、ネガティブな感情については、投稿前に「ほんとにこれを投稿して誰か得になるのか?」と一旦考えてみるのも良いかもしれません。
また、「この投稿は団体にネガティブな印象を持たれるか?」「誰かが傷つくんじゃないか?」という判断基準でも良いかもしれません。
ポジティブな投稿だけする、というわけではなくて、「ファンが減りそうな、誰かが傷つきそうな投稿を避ける」というだけでだいぶ投稿もスッキリしてくるのではないかな、と思います。
コラムでもUGCについて書きましたが、悪評というのもUGCで生まれます。
「こいつこんなこと書いてるぜ」という引用やシェアですね。
これが発生すると一気にファンを失いかねません。
それは避けたいところです。
「SNSでファンを増やしたければ、まずはファンを減らさないこと」
一歩進んで二歩下がる、だと水前寺清子さんですからね。
商売の収入と支出の関係と同じで、支出のほうが多ければ赤字ということになります。
あまり難しく考えたくない人は、「他人が見たら嫌な気分になるかな」という投稿はしない、というルールを作っておけばひとまず支出は減るかなという印象です。
ぜひうまく利用してファンを増やしたいですね。