吹奏楽・管打楽器のウェブメディアWind Band Pressの裏話

吹奏楽・管打楽器のウェブメディアWind Band Pressの編集長、梅本がたまに裏話なんかを書くブログ。

ウェブメディアのサービス終了が相次ぐ中、Wind Band Pressは・・・




こんにちは!

Wind Band Pressの梅本です。

今日は「ウェブメディアのサービス終了が相次ぐ中、Wind Band Pressは・・・」というタイトルで。

 

僕はクラシック音楽関係のウェブメディアは今はもうほとんどチェックしていないのでどのメディアがまだ生き残っているのか知らないのですが、最近はnoteが運営していたメディア「cakes」ほか、「SlowNews」「BLOGOS」「R25」など主にビジネス界隈で一世を風靡していたようなウェブメディアが続々とサービス終了しています。

サービス終了ってどういうことかというと、シンプルにいえば「サイトがなくなる」「サイトに投稿された過去記事がすべて消える」ということです。

それだけウェブメディア単体で稼いでいくのは難しいということかなと思います。

 

普通のウェブメディアであれば、サーバー代などのほかに、取材・原稿料や撮影費などの外注費、スタッフの人件費など多くのお金が必要です。

しかしウェブメディアの基本的な収入である広告の出稿は主にSNSで行うのが主流になっていますし、Googleアドセンスなども「アドブロッカー」という機能を使って非表示にされれば一錢のお金にもなりません。広告収入はあまりあてにならない時代です。

なのでサブスクなどの課金制度で運営していたウェブメディアも多いのですが、そのシステムを採用したとしても、関わる人も多い大きなメディアであればあるほど、維持が困難ということです。

 

Wind Band Pressも広告収入はないですし(出稿がない)、Googleアドセンスは「年間で」1万円くらいのお金にしかなっていません。月に換算するとサーバー代すらまかなえていません。

 

そうなると「Wind Band Pressはも課金制にすればいいんじゃないの」という話になるのですが、課金システムは基本的にはクレジットカード決済を前提としてシステムが提供されています。

これだとクレジットカードを持っていない学生さんが読めなくなってしまいます。僕は自分が学生時代にこんなに情報にあふれた世界ではなかったこともあり、特に高校生以下の学生さんに、色々な方のコラムやインタビューを読んでもらいたいと考えているので、課金路線はいまのところ考えていません。

携帯電話会社のキャリア決済に対応したシステムがあれば、そこでようやくちょっと検討しようかなという程度です。

 

収入が基本的にない事業なので、運営費はファンティアを通じてのONSAのサポートのほか、WBP Plus!など他の事業の利益によってまかなっています。

その利益も多いわけではないので、原稿料をバンバン払って原稿を外注するということもしていません。それもあって最近は記事数が少ないんですけどね。

正直、なくても良いメディアかなという気もしますが、いざ何かを仕掛けたいとき、例えば「コロナ禍を私たちはどう生きたか」のシリーズや「バーンアウト(燃え尽き症候群)にどう対処するか」のシリーズなど、ああいうことをしたいときにはWind Band Pressがあると個人的にやりたいことが出来るので、そのまま生かしているという感じです。

 

何か「こういうコラムを連載してみたい」というような方がいらっしゃれば、お気軽にご相談いただければと思います。原稿料はいまのところ出せませんが、キャリアのステップアップのきっかけにはなれるかもしれません。

 

最近は個人的に「これってどうなっているんだろう、誰かに聞きたいな」というようなこともあまりなく、インタビューの依頼もあまり行っていません。

 

そんな状況ですが、学生は毎年新しく生まれますし、そういう方たちにとっては過去のコラムやインタビューも役に立つので、Wind Band Pressはサービス終了の予定はありません。

 

もしよろしければ、各記事の下部に「この記事やWind Band Pressが気に入ったらぜひサポート(投げ銭)をお願いします!」という任意の投げ銭ボタンを用意していますので、「いい記事だったな」とおもったら大人の方はチャリンとお支払いいただければ嬉しいです。

投げ銭などでWind Band Press単体で利益が出るようになったら、原稿料を払って演奏会の取材や特集記事などの依頼なども進めていこうかなと考えています。(余裕が出るようだったら過去のコラムなどもまとめて原稿料をお支払いするつもりでいます)

 

ひとまずはWind Band Pressをサービス終了にしなくても良いように頑張りますので、引き続きご愛顧のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

ではまた!