吹奏楽・管打楽器のウェブメディアWind Band Pressの裏話

吹奏楽・管打楽器のウェブメディアWind Band Pressの編集長、梅本がたまに裏話なんかを書くブログ。

「演奏会に来てください!」と言うあなた自身は演奏会に行ってる?

 

 

 

こんにちは!

Wind Band Pressの梅本です。

最近はプレイバックインタビューばかりだったのでちょくちょく僕の考え事なども流していこうと思います。

結論があるわけでもなく正解があるわけでもないのですが、だからといって考えないのもどうかなあというところです。

今日は

「演奏会に来てください!」と言うあなた自身は演奏会に行ってる?

というタイトルです。

結論も正解もないですが・・・

Wind Band Pressでは演奏会情報の提供を受け付けていて、各種コンサートの告知がされています。その内容についてはそれはそれで「こうしたほうが良さそうなのになあ」など思うところが多々あるのですが、それは一旦置いておきましょう。

Wind Band Pressで記事にしたあとはWind Band PressのSNSアカウントでリンクを展開しています。そうするとその団体の方や演奏家の方などがリポストなどをしてくださって「来てください!」と告知をされています。

「来てください!」という呼びかけ自体は否定しませんし、もちろんやったほうが良いと思いますが、それとは別のレイヤーの話で、今日は「そんなあなた自身は演奏会に行ってる?」という話です。

ギクッ、とした方はそのまま読み進めてみてください。


インターネットは便利で、「知らない人にも情報が届く」と思われがちですが、実際には、これだけ情報があふれていると「情報を届ける」ことがとても難しいです。つまり「告知しているつもりが告知できていない」という状況が生まれます。

ご自分に置き換えて考えてみるといかがでしょうか?

いろんな会社からのいろんな商品の宣伝がSNSやニュースサイトにあふれていますよね。届いていますか?画像をチラッと見るくらいで、詳細を知ろうとまでは思わないことがほとんどではないでしょうか。

インターネットはインターネットなりにやり方があるので、下記の記事を見てもらうとよいでしょう。

SNSでモノを買う時代に僕らはどうやって「演奏会」を売ればいいのか?

windbandpress.net


今日は演奏会の売り方とは別のレイヤーの話で、「演奏会に人を呼びたい人ほど演奏会に行きましょう」という話です。

やはり自分自身で「チケットを買う」「演奏会に行く」そして「帰る」そこまでを体験する中で、現場で「これはいいやり方だな」とか「これは印象がよくないな」「これは便利だな/不便だな」「先にこれを知っておきたかったな」というような体験があります。

特に意識してそれを探さなくても、勝手に体験できますので気張る必要はありません。

その「場数」をこなせばこなすほど、それだけ自分の演奏会の企画がブラッシュアップされて、演奏会に来ていただく聴衆の体験の質も上がるでしょうし、何が「ウリ=その演奏会ならではの強み」として伝えられるかも見えてくるでしょう。

そうすればインターネット上での宣伝に使える「ブログ記事」の内容であるとか、「公式ウェブサイト内の演奏会宣伝ページ」などでも「何を伝えればいいのか」が見えてくる気がしませんか。

それが届くかは別として、元の情報の質(「誰に」「何を」知ってほしいのかということがハッキリしていて、過不足なくそれが記載されているということ)が高くないと、この情報の洪水の中で運良く情報が届いても、なかなか拡散されるところまで至らないので、やはり演奏会に人をたくさん呼びたいのであれば、自分で演奏会(とその前後)を体験することかなと思います。

そうじゃないとなかなか実質的なスタートラインに立てないんじゃないかな、というようなことを考えています。

小手先のテクニックでどうにかなるものではなさそうですよね。

そうはいっても「休日は楽団の練習もあるし平日は仕事だし、行けないよ」という方も多いかなと思います。でも、それなら、みなさんが呼びたがっている人たちも条件は同じなんじゃないでしょうか。みなさんそれぞれに心身ともに忙しいです。その時間的、感情的な制約を考慮したうえで、どうしたら来てもらえるかを考えなければいけません。

「自分は忙しいから演奏会に行けないけど、他人はヒマだから演奏会に来てくれる」そんな都合のよいことはそうそうないわけです。

結論も正解もない話ですが、今日はこの辺で・・・

 

とまあこんなことを日々(日々でもないけど)考えています。

ストア運営、企画、プロモーションなど各種ビジネスのアドバイザー業務も承りますので、「誰か助けて~!」という方はご検討ください。

詳細はこちら。

windbandpress.net

 

それではまた次回!