吹奏楽・管打楽器のウェブメディアWind Band Pressの裏話

吹奏楽・管打楽器のウェブメディアWind Band Pressの編集長、梅本がたまに裏話なんかを書くブログ。

「Wind Band Press読者へのメッセージ」を考えるのが大変そうなので・・・



 

 

こんにちは!

Wind Band Pressの梅本です。

めっちゃ久々のブログですね・・・(と毎回言っている気がしないでもないです)


最近は演奏会情報を提供する際に、終演時間や会場詳細も記載してくれる団体が増えてきて、大変うれしく思っています。ご協力ありがとうございます!

 

ただ、フォームにある「Wind Band Press読者へのメッセージ」の欄に頭を悩ませる方が多いようです。

 

ということで今日は、せっかくのアピール欄をバンドのプロフィール紹介で終えてしまわないように、どうしても何も浮かばない方のためにポイントをまとめてみます。

 

ただしこれが正解というわけではないので、あくまでも参考としてください。

 

・誰に

・何を

・どうやって

が基本なので、ここをまず考えてみてください。

 

どの層に最もたくさん来て欲しいのか?その層に何を披露するのか?

 

というようなことです。

 

本来は会場や演目を決める前にここをしっかり考えておきたい部分ですが、演奏会情報を提供する、または他のサイトに投稿する場合、すでに会場も日時も演目も決まっているでしょうから、出来る範囲で考えていきましょう。

 

例えば曲目だけではイメージがわかないことも多いので、演目についての簡単な紹介を入れるといいかもしれません。

 

「◯◯を題材にした◯◯という曲をやります」みたいなことです。これは上記3つのうち「何を」にあたる部分に見えますが、アピールの際には「誰に」も考慮して文章を作ってみましょう。その曲を演奏することを誰にアピールしたいのか、ということです。

 

3つ目の「どうやって」の部分は、すでに会場も演出の詳細も決まっている場合、突き詰めていくと、バンドの特徴を書くことにつながると思います。

 

ふだんの活動を整理してみれば割りと特徴が見えてきます。

どんな活動方式なのか(練習が少ないとか多いとか)、どんな目的意識で練習をしてるのか、バンドの雰囲気はどんな感じだとか、サウンドの特徴はどんな感じとか、いろいろ出てくると思います。

 

「こんな感じのバンドがこの演目をこの場所でやるならこんな感じのサウンドやストーリーが聴けそうだな」という期待を持ってもらいたいところですよね。

 

ほかには、読者へのメッセージですので、まず挨拶から入るなど、読者の存在を想定して細かい部分を推敲していけば良いのかなと思います。

 

ざっくりとした例文を書いてみますね。

 

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こんにちは!◯◯県◯◯市を中心に活動している◯◯吹奏楽団です。この度、◯年◯月◯日に、◯◯県◯◯市にある◯◯ホールにて、節目となる30回目の定期演奏会を開催することとなりました!

 

今回の演奏会では、イギリスの作曲家フィリップ・スパークが◯◯を描いた「◯◯」や、近年国際的な活躍も目立っている日本の作曲家の正門研一さんが◯◯のために作曲した「◯◯」を中心としたシンフォニックステージ、難しいけどかっこいいアレンジに定評のある木原塁さんによる、ジャズの名曲「◯◯」の吹奏楽アレンジや、オリジナルポップスからクラシック作品のアレンジまで幅広く手掛ける金山徹さんによる吹奏楽のためのファンキーなオリジナルポップス「◯◯」を中心としたポップスステージの二部構成で、演奏しても聴いても楽しい作品をたっぷりお届けします。

 

吹奏楽コンクールではあまり聞かない作品が多いかもしれませんが、中学生や高校生でも楽しめる作品が並んでいますので、曲を知らない方でも充分に楽しんでいただけると思います。

 

高校生以下は学割がありますので、ぜひ中学生、高校生の皆様もお友達とお誘い合わせのうえ、足を運んで頂きたく思っております。(小学生の方は保護者同伴が良いかなと思いますので保護者の方におねだりしてみてください!)

 

大変申し訳無いのですが、今回の演奏会については未就学児童は入場不可の公演となります。あらかじめご了承ください。

 

当団は今回の演奏会に向けて、毎週土曜日または日曜日に、短い時間ながらも集中して練習に取り組んでいます。

ただ音を並べるだけではなく、指揮者の◯◯氏の指導のもと、スコアに書かれた音楽をどう浮かび上がらせるかということに主目的を置いて合奏に臨んでいます。

団員のほとんどが社会人ということもあり、練習時間があまり取れないので、自宅で個人練習をしている団員もいます。

 

とはいえ練習日には鬼気迫るような感じもなく、音楽面でもそれ以外の面でも個人個人が細かくコミュニケーションを取りながら、和気あいあいと演奏を楽しみながら活動をしています。

 

当日は多くのWind Band Press読者の皆様と一緒に、◯◯ホールで楽しい時間を共有できれば嬉しいです!

 

お近くの方はぜひご都合をつけてご来場ください!団員一同、皆様のご来場を心よりお待ちしております!

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長くなりましたが、僕が書くならこんな感じになるのかな、という一例でした。

 

実際には、短すぎても長すぎても伝わらないので、一旦書き上げたあとに「どれだけ削る必要があるか」「どこを削ってもよいか」を考える時間も必要になってくるかなと思います。

 

・誰に
・何を
・どうやって

 

を突き詰めて考えられれば、あとは最初は単語や箇条書きで良いので、色々と伝えたい言葉を書き出してみて、それを最終的に読みやすい形、つまり「伝えたいことが伝わりやすい形」に変えていくだけです。

 

文章のクセは人それぞれありますし、そのクセを矯正する必要はないと思いますので、楽団ごとに色々なキャラクターのメッセージ文があっていいと思います。

 

広報ご担当者の方の手腕で、バンドの熱い想いをより多くの方に届けてみてください!


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それではまた!