こんにちは!
Wind Band Pressの梅本です。
特に裏話がない週は「去年の今頃は・・・」というお話をしてみようと思います。
去年(2022年)の今頃は、下記の記事が出ていました。
今年もちょうどこの後メルマガでカットと同一性保持権の話を書く予定になっていたので、毎年この時期になると自分でも気になる話なのかなあ、というところですね。
Wind Band PressのストアのWBP Plus!やGolden Hearts Publicationsのストアでもカットのお問い合わせなど入り始める時期ですからね・・・
今日書く予定のメルマガは、来週あたりバックナンバーとして公開する予定ですが、今日のところはあらためて既存の著作権関係の記事をおさらいしていただければと思います。
「違法だー!」と取り締まりたいわけではなくて、例えば学校の先生が「まあ、バレないしかまわんだろ」と無許諾のカットをしたり無許諾(未申請)のコピーをしたりして、それが権利者からの訴えで問題になった場合、誰が割を食うかというと生徒さんだったり部活動そのものだったりするとかわいそうだなあと思ってこういう記事をたまに作っている感じです。
著作権法に違反した場合、権利者や出版社から民事請求される可能性に加えて、刑事罰になる可能性があります(最終的には裁判所が判断)。なお刑事罰については法律について知っていたか知らなかったかは関係ないそうです。
赤信号を渡っている人がいてもいちいち誰も咎めたりしないものですが、無許諾のカット・改変や未申請のコピーについても同じで、権利者のお目こぼしに預かっているのが現状でしょう。
これが「赤信号を渡っている人を取り締まれ!」みたいな感じで、権利者の間で訴訟を起こすのがトレンドになってしまったらどうなるか、という想像力を働かせるのも大事なことかなと思います。(ないとは言い切れない)
道路交通法も交通事故に合うリスクを回避するためには守っておくべきものなので、著作権法についても、リスク回避のためにも少しずつ知識を蓄えて言ってほしいなと思います。
過去の著作権法関連の記事はこちら。コンクール前に合わせて再読して頂ければ幸いです。
【編集長が最近思うこと】「吹奏楽コンクールの自由曲にオススメ!」に注意しよう - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press