こんにちは!
Wind Band Pressの梅本です。
特に裏話がない週は「去年の今頃は・・・」というお話をしてみようと思います。
去年(2022年)の今頃は、下記の記事が出ていました。
世界トップバンドのマーチ演奏の秘訣とは?イギリス空軍バンド元音楽監督のロブ・ウィッフィン氏が語る! - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press
吹奏楽コンクールでA部門に出るバンドは課題曲でマーチを演奏することもあるし、一年に一回はどこかでマーチを演奏するだろうということで、どうやって演奏するのがベターなのか、ということを知りたくてインタビューしてみた記事ですね。
指揮者目線&作曲家目線なので、ちょっと難しいというか、そう簡単に「こうやって演奏すればいいんだよ」という話ではないという結果になってしまったのですが、人によってはここから何かを掴み取れると思うので、ぜひご一読、再読ください。
この企画は最初は学生指揮者コラムの連載をしてくださっている(現在最終回の原稿待ち)、指揮者の岡田友弘さんに話を聞こうかなと思っていました。
ただ、下記記事のインタビューをしているときに合わせて相談をする中で、「マーチについてはウィッフィンさんに聴いたほうが良いんじゃない?」っていう話になり、ウィッフィンさんにインタビューすることになったんですよね。これは裏話。
あとはちょうど1年前くらいにはこんな記事を書きました。
【編集長が最近思うこと】吹奏楽部の新入生勧誘活動と地域社会との関係の話 - 吹奏楽・管楽器・打楽器・クラシック音楽のWebメディア Wind Band Press
別に厳しいことを言いたいわけじゃないし何かを否定したいわけでもないです。
「新入部員を増やしたい」ってのは毎年同じだと思うのですが、なかなか即効性のある企画ってないよねっていう話で・・・演奏で新入生のハートを掴めればそれが一番良いんだろうな、と今は思っています。
先日うちの子供の学校から、「地域住民からリコーダーの音がうるさいとクレームが入ったので家で練習する場合は注意してください」みたいな連絡が保護者に一斉に送信されました。
うちの子供はリコーダーの練習しないですが(あまり楽器に興味ないっぽい)、クラスによっては宿題として出ているかもしれないし、もちろんリコーダーをもっと上手に吹きたいと思う子供もいるでしょう。
それが地域に否定されるというのは厳しいなあと感じました。萎縮してしまいますよね。ピアノ殺人事件みたいな感じで怖さが生まれます。
地域に受け入れられるってのは大事なことなんだなあ、ということをあらためて感じましたね。リコーダーもなかなか一朝一夕には行かないんでしょうし、人それぞれ生活スタイルも異なるのですべての人に受け入れられることはないかなとも思います。
なので、吹奏楽部もそうだし、大声で声出しすることが多いタイプの運動部もそうですが、地域に受け入れられなくとも、「否定されない」こと、最低限このラインは死守したいですよね。
とはいえ、色々と気持ちに余裕のない大人が増えている印象なので、そのあたりすごく難しい時代だなあと感じたりしています。突っ込まれる(クレームを入れられる)隙を与えないことですかね。理想としてはプパーと音が学校付近に響き渡ったとしても「お、今日も頑張っとるな」と受け入れられることですが、そういう時代は終わってしまったのかもしれません。
なんにしても、この1年が多くの演奏者の皆さんにとって素敵な年になると良いなと心から思っています。